3/1 全校朝会

3月の全校朝会もオンラインで行いました。3学期こそは「全校で集まって朝会ができたらいいなぁ。」と、思っておりましたが、とうとう実現できませんでした。ですが教職員のオンライン会議のための技術の向上、子どもたちにとっては、中止ではなく今できる方法での実践の経験を積んだということは、コロナ禍におけるよかった点と言えるかもしれません。困難に打ち勝つ強さを身につけられるよう、前向きに捉えてまいります。 

今月のお話は、今、ロシアとウクライナの間に起きている戦争についてでした。今実際に日本の隣の国で起きている戦争とはいえ、身近な出来事として捉えるのは、まだ子どもたちには難しいかもしれません。ですが、このような実際に起きている事柄に目を向け、自分の考えをもてる子供達になってほしいと願っています。

そして、先月の心の鬼の話に関連づけ、戦争というものは、心の鬼が引き起こしたものであるということ、そして戦争と平和について、マハトマ・ガンジーの言葉を紹介して、考えることにしました。

実際に子どもたちの生活場面には、戦争ではなくても、スライドのような出来事は日常的に起きています。

このような時、自分の思いだけを強く主張するのではなく、ガンジーの言葉を思い出し、考え、解決していくことが大切ではないでしょうか?

令和3年度最後の一ヶ月。子供達とともに本当の平和とは何か、日常の生活と結びつけ、考えてまいりたいと思います。

御家庭でも、ニュースの映像や新聞記事などを見ながら、お子さんと話し合っていただけると幸いです。

子供たちにとって「戦争」という出来事は、私たち大人以上に「大人の社会の不条理さ」「人間の愚かさ」を感じる出来事であり、「なんで戦争なんかするのか?なんで人と人が殺し合うのか?」という根本の部分で理解に苦しむ出来事だと思います。

とても悲しい出来事が起きてしまっていますが、これ以上の戦禍が広がらないことを願いましょう。