5/20 新体力テスト(2・3・5年・ひばり)

「新体力テスト」の一日目です。雨による校庭の具合が心配されましたが、先生方が芝生の水分を拭き取り、実施できました。今日の測定項目は「50Ⅿ走・ボール投げ・立ち幅跳び・上体起こし・反復横跳び」です。感染予防のため「熱中タイム(業前運動)」でのランニングをしばらく行っていませんが、「20Ⅿシャトルラン」等にその影響が出る結果となるか…。

〈おまけ〉

過去30年位の推移から、ボール投げ(投力)の著しい低下が指摘されていました。その原因には「子供たちの行うスポーツの多様化(野球離れ)」「キャッチボールなどができる場所・時間・仲間の減少」等があると言われています。

 「投力なんか無くても別に困らないでしょ。」という考え方もあります。けれども、投力は結構大切な体力の一つです。「投げる」という動作は、様々なスポーツに通じる基本的な動作で、投げることが苦手だとスポーツに触れる入り口が狭く高いものとなってしまったり、各スポーツの技能習得が困難なものとなったりすることが予想されます。
 また、人間は他の動物よりも速く走ることも、遠くに跳ぶこともできませんが、唯一人間が他の動物に勝っている体力が「投力」です。人間よりも物を遠くに投げられる動物はいません。「投力」の低下は、ある意味「人間としての能力の低下」と言えるかもしれません。