5/21 学校再開に向けて

 新型コロナウイルスの陽性判明者数に落ち着きが見られはじめ、県内の各学校においては学校再開の動きがとられてきています。現在、鴻巣市内の小・中学校は、5月31日までの臨時休校と御案内のところですが、今後の予定については5月22日(金)午後にお知らせします

 さて、先日、市P連の保護者へのアンケートの結果を拝見いたしました。このアンケートについては、学校から御家庭に依頼したものではなかったので、本校の回答者はそれほど多くなかったようですが、今、市内の各家庭がおかれている状況や、保護者・児童生徒の思いがよくうかがえる資料でした。

 大量な自由記述の文章回答でしたので、「どんなキーワードが多いのか」を「テキストマイニング」という方法で文章の「見える化」をしてみました。

 この図は、品詞ごとに色分けし、頻出の単語ほど大きなフォントで表しているものです。

 これを見ると、全文章を読んでみての印象と同じですが、「学習への心配」「課題の出し方」についての御意見や御心配が多いということが再確認できます。また、「コミュニケーション」についても、子供と担任とのつながりなどを心配する御意見が多くありました。

 本校ではGW明けにこのアンケート結果を共有し「休校中にやるべきこととできること」を、まだ会えない子供たちを思い浮かべながら取り組んでおりますが、「コミュニケーション」の部分でまだまだ大きな課題があると感じております。

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 学校再開を迎えるにあたっては、感染予防を最優先で考え、休校中から取り組めることも積極的に行い、万全の態勢で子供たちを迎えたいと考えております。

 しかし、コロナ感染と同じくらい懸念していることがあります。

 楽しみにしていた多くの行事が中止となり、夏休みも短くなり、友だちと思いっきりじゃれ合って遊ぶことも十分にできない…。子供たちが「せっかく始まった学校なのに、なんかつまらない…。」と、楽しみにして3か月ぶりに来たはずの学校が、「学校は、こんなはずじゃなかった…」と感じてしまわないかという懸念です。

 感染予防は最優先しますが、子どもたちがこんな思いにならないようにしたい。「新しい生活様式」のもとで行動は制限されますが、その中でも「健やかに、楽しく学び楽しく遊べる学校」となるように、子供たちへはこれまで以上に「心・目・声」を配りつつ、各教育活動をよくよく検討してまいります。

 そして、子供たちが「学校は楽しい!」だから学校が休みにならないように「自分たちは約束を守る!」という思いになってくれることを期待しています。