1/12 全校朝会

今日は雪の心配がありましたが、朝は降っておらず、ほっとしたのも束の間、子供達が来る前に水まきをして加湿をしようしましたが、朝の冷え込みで外の水道すべて凍っていました。朝の水まきは気温と相談しながら行わないと、日中でも寒さで凍ってしまいそうです。その日の状況を見ながら適切に感染予防策を行ってまります。

今日の全校朝会での校長先生のお話は、「4月の緊急事態宣言とは感染状況の様子が大きく違うこと」や、「『まてはなこ』の約束を守ること、特に給食時や放課後の行動についても十分に注意してほしい」と、注意喚起のお話で始まりました。 

そして、今月のお話は「失敗したことを認めること」。校長先生が今でもはっきり覚えている、大失敗してしまったある事件ついて、お話が始まりました。

「校長先生が6年生のとき、友達と先生たちの自動車の窓から車の中を覗くことをよくしていました。それは先生方の車のスピードメーターが何キロまであるか見るためでした。小さい車は80キロくらいでしたが、当時かっこいいスポーツカーのような車には150キロまでメーターがついていて、友達と『〇〇先生の車、さすがだね。かっこいいね』と話しながら帰っていました。」

少年時代の校長先生、かっこいいスポーツカーにあこがれる少年だったのですね。お話は続きます。

「ある日、若いM先生の新しい車が停まっていました。校長先生は、いつものように友達と車の中を覗きました。ドアの部分に寄りかかったとき、「ベコン」とドアから音がして、ドアの鉄板の部分が少しへこんでしまいました。ですが、へこんだ部分の少し外側を押してみると「パコン」という音がして、へこんだ部分が元に戻ってきました。校長先生も友達も顔を見合わせ、言葉にはしませんでしたが、二人とも『これ、おもしろいな!」と感じていました。」

スピードメーターに興味があったはずなのに、違う面白いことを見つけてしまったようですね。校長先生のお話はさらに続きます。

「よせばいいのに、校長先生と友達は、何回も「べコン」「パコン」を繰り返してしまいました。そのときですピシ!」とこれまでにない鋭い音が聞こえて、ドアには20センチくらいの横の線が入り、その部分の白い塗装がはがれて下地の銀色の鉄が見えてしまったのです!校長先生と友達は『大変なことをしてしまった!』と、今までの楽しさが吹き飛んで、しばらくその線を見つめていました。」

とうとう事件が起こってしまいました。これが今でもはっきり覚えている、大失敗してしまったある事件でしょうか?まだ続きがあるようです。

「周りには誰もいません。校長先生と友達は黙ってその場を離れて、それぞれの家に帰っていきました。次の日の朝、他の先生と話しているM先生を見かけました。少し怒ったような顔で指で横に線を引きながら話しているのが見えました。教室で、昨日一緒にいた友達に「先生に言った方がいいかな?」と言いましたが、「ばれてないし、言わなくてもいいよ。」言われました。けれども、M先生の少し怒ったような顔と指で横に書いていた横の線のことが、校長先生の頭から離れませんでした。」

今月の校長先生のお話はここまで、お話の続きは来月の朝会でお話するそうです。児童が毎月行っている感想の記述には、お話の続きを想像して、書いてみてほしいとお話がありました。

来月までたっぷり1か月。お忙しい中とは思いますが、御家庭でも話題にしていただき、お子様と一緒に考えていただけると幸いです。